臨床に役立つ動作分析

「臨床に活かす動作分析を考える会」設立趣意書

計測器を使用した動作分析は、計測技術のめざましい進歩によって多くの情報が簡便に得られるようになりました。このため、計測結果を臨床に役立てることを目的として動作分析装置を導入する施設も増えてきました。しかし、残念なことに動作分析が臨床に役立つデータを提供しているとは言い難く、特に高額な3次元動作分析装置は充分に活用できていない場合も少なくありません。
動作分析を臨床に活かすためには、研究のための研究ではなく臨床で必要とされている情報を提供する必要があります。そのためには、今、現場でどのような情報があると役に立つのか何がわからなくて困っているかを考え、それを明らかにする研究が必要と考えます。しかし、臨床での疑問を研究に結びつけるためには多くのプロセスが必要です。少しずつではありますが、私たちはこのような方向を目指して行われている研究を紹介しながら、臨床に役立つ動作分析のあり方を考えていきたいと思い、この会を設立しました。
このような趣旨のもと2014年9月から2015年10月までに3回の研究会を開催し、理学療法士を中心に多くの方にご参集いただきました。会の運営方法を模索しながら実施してきましたが、特に第3回は発表内容について会場からの活発な質問、コメントがあり、臨床経験豊富なゲスト・コメンテーターを交えたディスカッションも含めて充実した討論が行われました。今後も定期的にこのような会を開催し、将来的には、このような過程で得られた知識をまとめて、テキストの出版を考えています。動作分析を臨床に活かしたいと考えている方、動作分析の研究を始めてみたいと考えられている方、上記の趣旨にご賛同いただける方はぜひご参加ください。多くの方々のご参加をお待ちしています。

 

 

2015.10.21.

              

発起人    山本澄子  石井慎一郎  秋吉直樹

規約

運営委員紹介

山本澄子(国際医療福祉大学大学院)
石井慎一郎(国際医療福祉大学大学院)
石井美和子(Physiolink)
秋吉直樹(おゆみの中央病院)
島津尚子(神奈川県立保健福祉大学)
黒澤千尋(神奈川県立保健福祉大学)
菅野洋平(インターリハ株式会社)
長田悠路(徳島文理大学)
上條史子(昭和大学)
井川達也(国際医療福祉大学三田病院)

事務局

国際医療福祉大学大学院
赤坂キャンパス 福祉援助工学分野
山本澄子研究室

 

〒107-8402
東京都港区赤坂4−1−26
TEL:03-5574-3874
E-mail:rinsyoniikasudousabunseki@gmail.com

主な活動

動作分析を中心とした研究やその臨床応用を経験豊富な先生方にご講演いただく研修会を開催しています.
各動作をバイオメカニクスの点から解説したうえで,疾患を有した方や高齢者の動きの特徴を示します.各講師には,臨床疑問を研究に結びつけるための仮説設定・研究計画立案・検証作業の過程に重点をおいた内容をお話しいただきます.動作分析を臨床に活かしたいと考えている方,これから研究したいと考えている方など,ご興味のある方は,ぜひご参加ください.